支部総会報告 東海支部

日時 平成29年6月18日(日) 11:00~14:00
会場 名鉄ニューグランドホテル 7階 椿の間
出席者
福井大学繊維先端工学専攻 准教授 廣垣 和正 様 (生物応用化学H13)
工業会理事長 堀 照夫 様 (繊維染料 D44)
福井大学基金事務局長 窪田 昭一 様
主任 中辻 圭恵 様
会員 大南支部長以下84名 (内、新人 : H29年卒12名、H28年卒8名)

総計 88名の出席者で支部総会を開催致しました。

 東海支部総会は、JR名古屋駅に程近い名鉄ニューグランドホテルが会場となり、東海支部総会、講演会、記念写真撮影、懇親会が行われました。以下その内容について報告させていただきます。

東海支部総会
 山田 勝重さん(高分子PEH5) の司会により進行。最初に、大南 勝計支部長の挨拶、その後 工業会 堀 理事長の来賓挨拶と続き、議事に入りました。

 第1号議案 平成28年度事業報告及び決算報告、会計監査報告について
 第2号議案 平成29年度事業計画及び予算案について
 東海支部事務局より報告・説明があり、提案事項はすべて異議無く全員の拍手により承認可決されました。

講演会

 講演では福井大学工学部の変遷など工学部の変革の流れなどの話をされ、現在の工学部にいたる話、  またこれからどう変わるのかなどの説明がなされ、母校への関心をそそる内容でした。本題では、過去・現在の染色技術の発展の中で新しい良い角度での挑戦の話をされ、興味深く聞かせていただきました。中でも染料を使用する染色では、紫外線による退色や助剤、染料の廃液が環境へ及ぼす影響が問題となっている。これに対し、材料の構造を制御し構造発色体を人工的に作り出すことで染料を使わない着色法の開発や、超臨界状態で染色を行うことで廃液を出さない超臨界染色の研究を行っている。化学的染色技術はもとより、物理学的アプロ-チの説明には皆さんも新鮮な関心を持たれたのではないでしょうか。

 講演後、福井大学基金への寄付依頼についてと題し、国立大学を取り巻く情勢と福井大学の現状を基金事務局長の窪田様が話されました。「18歳人口の減少、イノベ-ションの必要性、運営資金の削減の中で競争的資金の増加が求められる。大学としての財務基盤の強化として、外部の資金獲得と同時に寄付金獲得を戦略として位置付ける。」 以上がその内容した。窪田様はその実現のため各工業会総会で説明に回っていると話されました。

懇親会

講演会および基金の説明終了後、同会場で記念写真撮影を行い、懇親会に移りました。

 堀 理事長の乾杯の後、会員相互の親睦に入りました。懇親会で披露する会員の企業紹介では、アイシン精機の高田 和政様とスマイロの村瀬 正彦様がビデオ映像を交えて発表があり、興味深く聞くことができました。また今回は、先輩からの思い出と称してS31年卒の芝原 平蔵様が昔話など当時の出来事など織り交ぜながら、80数歳とは見えない元気な姿で話をされました。会場の会員は元気をもらったのではないでしょうか。これからも新しい企画を取り込んで運営していく必要があるのかなと感じました。
 また、今年の総会は平成28、29年卒の会員20名の出席があり、自己紹介、職場先輩の話など、場は大いに盛り上がり、最後は竹上常任理事の一本締めで締めくられ、散会となりました。

 なお、今回の東海支部総会では、繊維・高分子系の幹事の方々、また工業会事務局の方々にも多大なるご支援を頂きました。ここに深く御礼申し上げます。

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