支部総会報告 関東支部

日時 平成29年6月24日(土) 14:00~17:30
会場 四ツ谷「主婦会館」
出席者 来賓 工業会 堀 照夫 理事長
来賓 建築建設工学科 川上 洋司 教授
会員64名

1. 支部総会

 69回目を迎える関東支部総会は支部事務局の國枝 毅の司会で進行し、総会開催に当たり、亀井 孝秋関東支部長(建設工学科S48卒)の挨拶で始まりました。
 続いて来賓としておいで頂いた、堀照夫工業会理事長様よりご挨拶頂きました。母校福井大学と連携した活動内容、とりわけ、福井大学の就職率日本一には工業会としても貢献していることをご紹介頂きました。また、工業会の発展のためには、多くの会員の方々に参加して頂くことが必要であり、そのためには魅力ある企画の打ち出しが必要であることを力説頂きました。
 次に、この一年の間に亡くなられた会員のご冥福を祈り黙祷が行われました。
 次にこの一年の間に亡くなられた会員の冥福を祈り黙祷が行われました。

 引き続いて議事に入りました。

  • 平成28年度 事業報告及び収支決算報告、会計監査報告
  • 平成29年度 事業計画及び予算計画について

 支部事務局から報告・説明があり、すべて異議なく満場一致で承認・可決されました。

2. 来賓の川上洋司先生よりご挨拶

 来賓の建築建設工学科教授の川上洋司先生からご挨拶いただき、また、大学の現状などについてのお話を伺いました。
 昨年4月に分野を超えて融合型の研究・教育の推進のため、また学生が自分の指向性を踏まえて専門性の選択ができる体制づくりのため、工学部が5学科へ再編されたことにより、教員間の教育の連携が進み、学生にとっても卒論の研究指導等で学科の壁がかなり取り払われた状況になり、今後も更に再編の効果が期待できるとのご紹介を頂きました。一方で、予算削減により退官教員の補充ができない厳しい現状もご紹介頂きました。関連して、福井大学基金事務局の窪田・中辻両氏より、国からの運営費交付金が毎年一律削減されている現状が紹介され、学生の就学支援・海外派遣支援等のために、工業会会員からの寄付のお願いがありました。

3. 講演会

 今回は同じ福井大学の機械工学科卒(S53卒)であり、福井県の代表的な地場産業ある眼鏡枠のトップ企業シャルマン㈱の取締役専務執行役員の岩堀一夫氏に、福井からわざわざご足労いただいて講演をお願いしました。
 演題は「眼鏡から医療への挑戦」ということで、長年のチタン製眼鏡枠の製造で培ったチタン系素材の微細加工技術をもとに、更に技術の高度化/複合化・最先端の工作機械の活用等により、チタン系医療処置具を始めとした医療分野において、今まさに地歩を築かれている生々しいお話を伺うことができました。普段身近に触れている眼鏡枠の製造技術(チタン加工技術)が、普段目に触れない外科医等の専門医が使うハサミや鉗子等の専門的な医療処置具の製造の技術に通じているという技術のダイナミックを強く感じる内容で、大変興味深く拝聴させて頂きました。また、2種類の製品(①数種類のチタン系合金を組合わせ接合された眼鏡枠、②脳外科用の特殊な鋼とチタン合金が接合されたハサミ)を会員に回覧させて頂き、先端技術の結晶に触れることができました。

4. 特別企画

 今年は福井県のアンテナショップに先約があり、残念ながら工業会への出店は叶いませんでしたが、事前に地酒(日本酒4銘柄、焼酎1銘柄)を仕入れ、宴会のアルコールとして提供しました。昨年と同様たいへん好評でした。とりわけ全国に名を馳せる各種純米大吟醸酒には歓声が上がっていました。

5. 懇親会

 次に川上洋司先生の乾杯の音頭で懇親・宴会に移りました。会員同士久し振りに会ったことで、同窓の方々との話も弾みました。宴会で盛り上がる中、関東支部の理事の方々の紹介もありました。

 また、今年は辻本菊夫さん(建築学科S45卒)の趣向を凝らしたクイズがありました。Power Pointで福井関連や地理や言語など多方面にわたる10問の択一式クイズが出題され、正解数の多い順に9名の方々に賞品が手渡され、大変盛り上がりました。
 さらに、福井高等工業学校校歌・福井大学学歌を会員皆で合唱し、昔を懐かしみました。次回の再会を期して亀井支部長の締めで散会となりましたが、そのあと各学科・系列別に2次会も持たれ、さらに話が弾んだと聞いております。特に機械系の2次会には岩堀様もご出席いただき、さらに密度の濃い交流をさせていただいたようです。   (文責 國枝)

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